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看板設置のリスク①

2018.05.31

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先日、看板が長期間メンテナンスされておらず「看板下は危険!」という記事を見かけました。

屋外広告物は雨や風、強い日差しなどの厳しい外部環境にさらされており、綺麗に見えても内部が気づかぬうちに腐食していることがあります。そのまま腐食が進むと落下や倒壊などの事故が生じる可能性があります。
看板落下の事故例をみてみましょう。

看板落下の事故例

2007.06
新宿駅西口にある雑居ビルのイタリア料理店の看板落下。女性が下敷きになり、骨盤骨折の重傷を負った。

2007.08
新宿3丁目、百貨店の看板撤去作業中に不注意から出火し、アクリル製の看板が燃えた。JR有楽町駅に近い百貨店のビルなどが立ち並ぶ繁華街で、消防車40台が出勤して消火にあたった。

2013.03
JR赤羽駅前のバス停留所で、強風の影響で看板が飛ばされ、通行中の30歳の男性に直撃した。看板は、横が1メートル50センチ、縦が約80センチの大きさで、男性は右手首が折れた他、顔にもケガをした。

2013.05
新宿駅西口近くの10階建てビル屋上に設置された消費者金融の看板のステンレス製枠の一部が落下。約35m下の歩道を歩いていた女性に当たり軽症。

2013.10
秋葉原にある家電量販店の看板枠材が落下する恐れがあり、東京消防庁は、はしご車を出勤させ応急処置にあたった。けが人なし。

2014.03
西武新宿線の鷲ノ宮駅の上りホームで、高さ約4mの天井から2本の支柱でつり下げていた重さ22kgの金属製案内看板が落下。けが人なし。

2014.05
神戸市中央区のJR神戸線元町駅そばの高架下で、駅名の表示板が落ちかけているのを通行人が見つけた。けが人なし。

2014.07
沖縄地方を襲撃した台風8号(ノグリー)の強風によりアイスクリーム店の看板が倒壊した。

2015.02
札幌市の飲食店で強風により袖看板の付属部材が落下、通行人の女性を直撃し意識不明の重体となった。原因は老朽化によるものだが、30年間、看板本体の安全点検は目視による確認しか行っていなかった。

引用元:屋外広告物適正化推進委員会「看板の安全管理ガイドブックp13」

どうやらバブル期に設置された看板が管理されずに放置されるケースもあるようです。
看板事故のリスクは年々高まっていますので、経営者さんや管理者さんはそういったリスクもあるよということを認識する必要がありますね。

石丸直樹

経営統合により、ルプラスはよりお客様のお役に立てる組織になります。ご期待ください。 出身地:生まれは熊本、幼少期は岩手、育ちは滋賀/座右の銘:微差は大差。維持は後退。 /性格をひとことであらわすと?:細かい/仕事のモットー:本当にお客様のためになっているのか?その一点に尽きる