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「やり方」ではなく「あり方」が大事
2023.01.27
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80歳くらいまで生きるとして、あなたの人生は、たった4000週間だ。
限りある時間の使い方 P1
『時間がない、頭の中がぐちゃぐちゃで、何から手を付けたらいいか分からない』という人におすすめできる本です。人によって響くポイントが違うかもしれませんが、時間や人生に対する考え方に気づきを得られるかもしれません。
本書では時間管理の「やり方」ではなく「あり方」を教えてくれます。
効率性ばかりを求めるハウツー本ではないので、そいういった本を期待すると読んでいてもつらいかもしれません。
必ず押さえておきたいのは以下3つの原則です。
第一の原則
まず自分の取り分をとっておく
「貯蓄が中々できません><」という方に「先取り貯金(投資するお金を決めて先に取りおく)」をおススメしていますが、時間に対するアプローチも全く同じです。「まず自分のための時間の取り分を取っておく」※私にとっての朝の内省の時間がまさにその時間。
第二の原則
「進行中」の仕事を制限する
1つが完了するまで他の仕事は一切やらない。
第三の原則
人生でやりたいことのトップ25をリストアップし、重要度で並べ、上位5つに時間を使う
要所要所で心理学者や哲学者の言葉がしつこいくらい引用されており、本質は過去からずっと変わっていないという気づきが得られます。
巻末に「時間管理10のやり方」がおまけとして記載されています。巷では「やり方」にフォーカスした本があふれています。時間を管理する「やり方」を求める人が多いので、その類の本が多くて当然なのですが、そういった本を読んでも、そもそもの「あり方・考え方」が変わらないので当然うまくいきません。
本書の巻末に出てくる「やり方」は、時間や人生にどう向き合うのかという「あり方」にフォーカスした本が世の中には少ないという皮肉が込められている気がします。