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エコノミークラス症候群について
2016.04.22
未分類
熊本・大分で大きな地震が起こり、まずは改めて被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今現在も車中での避難生活を送られている方が多い中で、エコノミークラス症候群を発症される方が増えている、というニュースを目にしています。
命を落としてしまう危険性もある恐ろしい病気ではありますが、対策をすることで防げる病気でもありますので、それらについてまとめてみました。
そもそも、エコノミークラス症候群とは?
正式には「深部静脈血栓塞栓症」と呼ばれるもので、長時間同じ姿勢で座っているなどが原因で、下肢が圧迫されてうっ血状態となり、血栓が生じることにより発症。
そして、この血栓が肺に詰まってしまうことを「肺塞栓症」と言います。
どんな状況で発症してしまう?
エコノミークラス症候群、という名前からすると、もっぱら飛行機搭乗中に起こる病気、と思いがちですが、そうではありません。
自動車や列車等に搭乗中はもちろん、デスクワーク、映画館など長時間同じ姿勢で座っている状況下で発症してしまう可能性があります。
発症リスクが高い人は?
出産間もない方、妊婦さん、高血圧の方や高齢者などはリスクが高くなるとのことで
長時間同じ姿勢で座っていたりする場合にはご注意 ください。
どのような症状がでる?
脚に血栓が詰まった場合…大腿から下の脚の発赤、むくみ、筋肉痛のような痛み
長時間座った姿勢を続けた場合は特に膝の裏あたりの痛みや腫れが起こりやすい特徴があります。
片方だけの脚の痛みやしびれ、腫れは要注意です。
肺に血栓が詰まった場合…咳、血痰、胸痛、呼吸困難
重度になると意識を失うこともあります。
また、脳に血栓が詰まる場合もあり、症状としては手足に力がはいらない、ろれつが回らない、言葉が出ない、顔がむくむ、意識を失う等の症状が出るようです。
エコノミークラス症候群にならないための予防法は?
・体を動かす(歩いたり、足や足の指をこまめに動かす、ふくらはぎの筋肉を伸ばしストレッチをする、等)
・膝下の弾性ソックスを着用する(弾性ソックスがない場合はふくらはぎ全体をサポーターなどを使って圧迫するのも良いそうです。)
・こまめに水分をとる
予防を意識的にしながらも、少しでも体調がおかしいと感じた時には、すぐに医師の診察を受けてくださいね。
(参考:大塚製薬、東京新聞、日本生活習慣病予防協会、他 HP)