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家計を圧迫しない子育て方法
2014.01.14
未分類
「0歳から6歳までの東大に受かる子どもの育て方」を「支出を下げる」という観点から書いたFP石丸の読書感想文です。
●「生産」と「消費」に分けて考える
住まいのFP相談室では夢を実現するライフプランを作成するためにまず現状の把握をさせていただきます。当社オリジナルのマネーカルテを使って現在の家計の状況を把握させていただくのですが、お子様に対しての習い事や食事、おもちゃの購入などで結構お金を掛けてますねってケースがかなりあります。
秘密のケンミンSHOWでも取り上げられてましたが、山口県の「習い事の年間投資額(1人当り)」は全国第一位だそうです。どうやら教育熱心な県民性なため、教育費がかさんでいるようです。また、お子様に対しておもちゃ箱から溢れ出さんばかりのおもちゃを買い与えているご家庭もいらっしゃいます。要するにお子様にかけているお金が多いということですね。
節約のポイントとして、欲しがるものをすぐに買ってあげないで、自分で作り出すという考えを持つとその辺りの費用が削減できるかもしれません。
生活のすべてのものごとを「生産」と「消費」に分けて考えることです。~(中略)~子どもはキャラクターが大好きです。キャラクターと同じドレスや変身ベルトを買ってあげるのは「消費」ですよね。でも、親子で一緒にドレスを作ったり、画用紙で変身ベルトをつくたりするのは「生産」です。
とても共感できる箇所です。我が家でも仮面ライダーなどの季節モノは極力買わないようにしています。(仮面ライダー大好きな親(私)がいつも買いたい衝動にかられますが、妻がストップを掛けてくれます)そして、どうするかといえば自分で作っています。(頂く場合はありがたく頂戴しますが・・・)
我が家にはLEGOブロックがありますので、これで代替品を作ります。
結構いい出来でしょ?子どもは全く問題なく遊んでくれますよ。むしろこちらの方が好きなくらいです。あ~でもないこ~でもないと一緒にブロックを作りながら親子の時間も取れるので一石二鳥です。いや想像力も鍛えられるので一石三鳥ですね。
●子育てにお金をかけない
「子どもに色々な経験をさせたい」「選択の幅を広げてあげたい」という思いから色々な習いごとに通わせている親御さんも少なくなりません。幼稚園のお子様に対して「お勉強とダンスとピアノで月20000円以上使ってます!」なんて方も実際結構いらっしゃいます。もちろんそういった親心を否定するつもりはありませんが、支出を下げるという観点からすれば習い事に対する考え方も少し考えないといけないのでは?というケースもあります。
私の子育てでは子どもが小さいときほどお金をかけませんでした。~(中略)~しかし、お金がかからない分、親(私)は本当にタイヘンでした。でも私にはある考えがありましたので、ちっともツラいとか苦労だとかは思っていませんでした。ある考えとは、「母親が子育てにかけるエネルギーの合計は決まっている。だから早いうちにたくさんエネルギーを使ったほうが、あとでラクできる」というものです。
非常に面白い理論展開です。こんなポジティブな考え方もあるのかね~と思わせる一節です。真似ができるかどうかは別の話ですが色々な考え方が有るという点では参考になります。 お金を掛けなくても子どもは育つという良い事例ですね。
●夢を応援する
子どもがしっかりと自立できるように育てるというのは親の役目ですし、親自身の老後のためでもあります。
現在のニート・フリーター問題で見て取れるのが、親と同居し親の経済力に依存している子どもが多いという問題です。こうなってしまうと、自身の老後のために貯金しておきたいお金を自立できない子どものために使ってしまい老後のライフプランが行き詰まってしまうということになってしまいます。
夢を叶える子どもを育てるには、まず夢を語らせること。そしてその夢がたとえ首をひねるようなものだったとしても、親は共感して応援してあげることが大切です。
子どもの早いタイミングでの自立が親自身を助けるということを肝に命じておきたいですね。